どや!! |
大変長いこと時間と労力を費やしたSOULBROが組上がった。
予てよりセカンドバイクを組むことは夢でもあったのだが、決定的なきっかけとなったのは・・
今年の頭、まだ厳しい寒さに四苦八苦する日々、夜な夜な幼なじみの耕太君から一本の着信アリ。
REDBULLから大きな撮影の仕事が入ったんだ!
CHADと内野君に貸すバイクを組みたいんだけど、SOULBRO貸してもらえないかな?
なるほど、こんなかつての傷んだマシンで良ければ。
でも、本当にこれでいいのか?エンドにクラック入ってるのは事実。
押し入れの奥底から引っ張り出すなり、さすがに人に貸すのだ、多少は綺麗にしておこうと磨き始めたら・・
それが最後、その懐かしのビジュアルに完全ロックオン。
ハートを根こそぎかっさらわれた気持ちだった。
よし!耕太君の仕事が終わり戻ってきたら、もう一度SOULBROを復活させよう!
自分をこれまで成長させてくれたパートナーの存在へ、感謝の気持ちを込めて。
焦らずのんびり、妥協せず本当に組みたいパーツのチョイスで進めて行くうち、あまり意識はしていなかったのだが、各方面から度重なる期待のメッセージが。
秋のLEGENDの集まり、これしかないよね!
早く組上がるの楽しみにしてるよ!
なるほど、業界の空気を読み取るにやはり秋のLEGENDに照準を合わせるべきか。
それにはそろそろラストスパートをかけなくては。
後一歩!で、なかなか入手に手こずるレストアあるある。
最後の関門、思い出のGTペダルがなんとか手にが入り、これにてセカンドバイク計画が実現。
乗ってみれば、なんとも懐かしいフィーリング。
長さ、大きさ、どれを取ってもあたかも乗用車から4t車に乗り換えたような見晴らしの良さ。
続いてベストオブチャームポイント、総重量約23kg(推定)笑
これはトリック云々以前の問題、ただ、かつては何とも思わずこういう物だと思って乗りこなしていたのだから、人間の順応力のすごさも改めて感じた。
ライディングがどうこうよりも、LEGENDの集いは単純に旧車會の雰囲気を楽しみに行こう。
そう思えるようになってきた。
確かに乗ってなんぼ!のBMXであるのは百も承知だが・・
・・それこそ今や絶滅危惧種であるデコトラと重ね合わせて見えてくる。
稀に見るデコトラも今となってはイベント車両と化してしまっている切なさ。
本来、仕事ができるトラックで、バンパー1本200万とかするカスタムで「自分はこのくらい稼いでいるんだ!」というステータスを見せつけるのがクールだったのだ。
でもまあ、今回のSOULBROのレストアでそれも時代の流れ、存在するだけ幸せなんだということを噛み締めた。
ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。