2018年 07月 16日
信じる者は |
・・救われる。
不慮の事故に遭ってしまった勇也君が驚異的な回復力を見せている。
一時は生死の狭間をさまよったとも聞く・・
まずは会いに行こう。
世のため人のため、他ならぬ旅の友のためひとっ走り大阪へ。
外気温39℃。溶け出しそうなアスファルトの上、流れる景色を見ながら物思う。
勢いに乗じて飛び出したものの、動揺せずうまく接することができるだろうか?
過去の経験から、面会にお邪魔したはいいが実際いざ面と面でのコミュニケーションが覚束なかった、なんてこともある。
それに加え、ご存じ小鳥のハートほどしかない自分のメンタルで、人を元気づけることはできるだろうか・・
・・いや、こんな気持ちじゃいけない。
お見舞い、ではない。エールを贈りに行くんだ。
少し後に、そんな自問自答は豪快な取り越し苦労だったと気づく。
まだそんなに日も経っていない今の情況、よくここまで回復してきたものだと驚かされた。
痛々しい傷痕はあるが、まず勇也君の前向きさ加減は見習うべきものがある。
悲しい顔、心配そうな顔ばかりしに来たわけではない。
ここで、思いの外饒舌に話す勇也君とのトークの1つや2つを振り返ってみよう。
ライダーなら想像に難くない、まずは車椅子から無限に生まれるネタのオンパレード。
このホイールは何インチだ?
前使っていた車椅子はタイヤがパナレーサーだった・・
車椅子のリムに時々シューが触れているみたいだけど、スポークは緩んでいないかな?
片足の骨格だけ少し延びた分、これは間違いなくクロスフットが楽になるはずだ!
等々、しばし談笑したひと時、励ましに来たつもりが、逆にこちらが励まされた。
奇跡的、とも言われている回復力は、決して「若さ」だけではないはず。
生粋のライダー魂、何がなんでも絶対に復帰するんだ!という強い意志の現れがなければ成し得ないことだろう。
リハビリ、それはもうライダー復帰へ向けて歩み始めている証。
上を向いて歩く大切さ、改めて勇也君に教えてもらいました。
by CAVE_BMX_RIDERS
| 2018-07-16 22:54
| 原真一郎